2012-12-16

全米日系人博物館に行った

JAPANESE VILLAGE TOWNから出てすぐに、「全米日系人博物館」があります。どういった展示があるか興味があったので、行ってみました。

敷地内には、本館と新館があって、本館は移民1世によって1925年に建立された西本願寺を改築したものだそうで、一般には公開されていないようです。

展示されているのは新館で、この日は無料の日だったみたいで、普段は9ドルするのですが、得した気分でした。1階には、日系人とは全く関係のない、とっても奇妙なアートが展示されていました。このスペースは企画展みたいなので、時期によって違うと思いますが、それにしてもグロテスクなアートでした…

2階にあがってすぐ、1世がハワイやアメリカ本土に移住して行った様子、写真、その当時の道具等が展示されていました。今よりも暮らしがよくなる、楽園だ、など、いいことを言われて渡航して行かれたんですよね。

ところが、行ってみると荒地からの作業、奴隷同様の扱い、帰りたくても帰れず、差別もひどく苦労は計り知れません。戦争中の強制収容所が当時のものを使って復元されていて、厳かな気持ちになりました。

戦争が終わり、強制収容所から解放され、そこからの現在までの道のりもたくさん展示されていて二世や三世の方の苦労のおかげで、今、自分たちが差別も受けず日本人として不自由なく暮らせて行けてるということに感謝しています。

カリフォルニア州、特にロサンゼルスの日本人コミュニティの大きさはハンパなく、海外生活がこんなもんだと思ってしまうと、きっと他の土地で暮らそうと思ったら苦労するんだろうなと思いますが、海外生活のスタートがLA近郊でよかったな、と改めて思いました。

と、話はそれてしまいましたが、ここ、全米日系人博物館は、DOWNTOWN観光一連の中で、行ってよかったと思える場所でした。

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